01/02/2026

自分を守る気持ちの切り替え術

ICUの現場は、常に高い緊張感が漂っており、命が失われる瞬間や悲しい事態に直面することも少なくありません。しかし、看護師である以上、精神的なショックが大きくても、プロとして冷静さを保つことが求められます。そこでここでは、業務中に実践可能な気持ちの切り替え術を紹介していきます。

感情をリセットする行動としておすすめなのが、1人になること。難しい状況を乗り越えた後や、悲しい事態に直面した後など、院内の敷地にある庭、なければトイレや自分の車の中など、静かな場所を見つけてください。

リラックスできるなら、場所はどこでも構いません。そこで、数分間、目を閉じて深く呼吸をしたり、熱いお茶を飲んだりするだけでも、張り詰めた神経を緩めることができます。この周囲を遮断した環境が、感情を客観的に見つめ直し、次の業務へ集中する大切な心の準備となるのです。

次に、誰かに苦しみを打ち明けたり、相談したりすることも大事です。ICUの業務は、個人の責任が大きいですが、すべてを一人で処理する必要はありません。特に悲しい事態や、対応に迷うことがあった場合は、信頼できる先輩や同僚に話しましょう。話を聞いてもらうだけでも、心の重荷は軽くなるものです。また、客観的なアドバイスを得るきっかけにもなり得ます。相談できる人が見つからない場合は、外部のメンタルヘルス支援を活用するのも良い手です。

そして、業務の区切りをつけることも重要です。休憩に入る前や退勤時など、意識的に仕事モードからリセットモードへの心のスイッチを作っておきましょう。ICUでの出来事を家に持ち帰りそうなときは、帰り道にコンビニや、カフェに立ち寄って環境を変えるのも良い方法です。